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ガス給湯器とエコキュート、どっちがいい?
修理屋が正直に比較します

住宅の外壁に設置されたエコキュートの貯湯タンクとヒートポンプ

「ガス給湯器とエコキュート、どっちがいいの?」——これもよく聞かれる質問です。正直にお答えすると、どちらにも良い部分があります。「こっちが絶対に上」という話ではありません。

私は大手メーカーのエコキュート修理を11年続けている修理職人です。私は売る立場ではないので、それぞれのメリットと、家の環境による向き・不向きを、正直に比較します。

結論——「どっちが上」ではなく「家の環境で決まる」

まず大前提として、ご自宅の環境によっては、選択肢は最初から絞られます

ガスの環境がない家は「オール電化の二択」 そもそもガスの配管や環境がない家の場合は、オール電化の給湯器になるので、エコキュートか電気温水器の二択です。この場合の選び方は、電気温水器からの買い替えはアリ?も参考にしてください。

環境が整っていて「どちらも選べる」場合は、次の違いで考えます。

火力(パワー)ならガス、省エネなら電気

ガスと電気でよく言われる差が、火力(馬力)の違いです。

費用——本体はガスが安い、ランニングは条件次第

費用の面では、本体だけの価格はガス給湯器の方が安い傾向です。エコキュートは、毎月の光熱費でその差を取り戻していく設備です。ですので、お湯の使用量が極端に少ないご家庭では、その差を回収しきれず、ガスの方が安く収まることもあります。ただし、これは地域のガス料金にもよるので一概には言えません(→ 電気代の話後悔・デメリットの本音)。

災害時の強さは、エコキュートに分があります

防災の面では、エコキュートの方が有利だと思います。理由は「タンク」があるからです。

断水時——タンクの水が生活用水になる エコキュートはタンクを設置しているので、断水時に、タンクに溜まっている水(約370〜460リットル)を生活用水として使うことができます。ガス給湯器にはこの「水の備え」がありません。
停電時——お湯が出る可能性がある 停電になった場合、ガスはお湯が出てきません。一方エコキュートは、温度調節に形状記憶タイプの混合弁(ミキシング)を使っているため、タンクにお湯があれば、停電中でもお湯が出てくる可能性があります

災害時にできることの詳細は、こちらにまとめています。→ 停電・断水のとき、どこまで使える?

あなたの家は、どちらが向いている?

項目ガス給湯器エコキュート
火力・パワー瞬間的に強い穏やか(省エネ重視)
省エネ・光熱費効率よくお湯を作る
本体価格安い傾向高め
設置スペース壁付けでコンパクト・省スペースタンク+室外機で場所が要る
水圧・シャワー勢いを出しやすい高圧型で対策できる
断水時水の備えなしタンクの水を生活用水に
停電時お湯が出ないタンクにお湯があれば出る可能性
向いている家環境が合えば手軽に導入オール電化・省エネ・防災重視

どちらにも良さがあるので、「わが家の使い方と環境ではどちらの長所が活きるか」で選ぶのが、後悔しないコツです。

わが家に合うのはどちらか、プロに見てもらうなら
環境によって選択肢は変わります。複数社の無料見積もりで、設置条件と費用の提案を比べると、自分の家に合う答えが見えてきます。
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※見積もりは無料です。補助金が使えるのはエコキュート等の高効率機です。

よくある質問

オール電化ではない家でも、エコキュートにできますか?
設置スペースや電気の容量などの条件が合えば可能です。ただしガスをやめる工事や電気工事が別途必要になることもあるため、費用と手間を含めて見積もりで確認するのがおすすめです。→ どこで買うのが正解?
パワーが弱いと、シャワーの勢いも弱くなりますか?
「火力(沸かす勢い)」と「シャワーの水圧」は別の話です。ガス給湯器から替えると水圧が弱く感じる方もいますが、エコキュートにも高圧型など対策できる機種があります。詳しくはエコキュートは水圧が弱い?シャワーの勢いの対策で解説しています。なお、ガス給湯器は壁付けでコンパクトなものが多く、設置スペースを取りにくいのもメリットです。
管理人(エコキュートの修理屋)
管理人(エコキュートの修理屋・11年目)

大手メーカーのエコキュート修理・メンテナンス一筋11年、修理対応は年間1,000件以上。第二種電気工事士の資格を持ち、電気工事の面からも設置や配線を見ています。現役でメーカーからの依頼を受けて修理に伺っているため、名前とメーカー名は伏せています。1社の専門なので、他社の料金体系を断定することはしません。書けるのは、毎日現場でお客様にお伝えしていることだけ。それをそのまま書きます。