エコキュートの水漏れが止まらない!
応急処置と給水(止水)バルブの止め方
「エコキュートから水が漏れて止まらない!どうしたらいいですか?」——これも現場でよくいただくご相談です。目の前で水が出ていると誰でも焦ります。この記事で、メーカーが来るまでにご自身でできる応急処置を、順番にお伝えします。
私は大手メーカーのエコキュート修理を11年続けている修理職人です。まずお伝えしたいのは、一旦、落ち着いてくださいということ。慌てて配線に触ったり無理に動かしたりするのが一番危険です。深呼吸してから、下の手順を上から進めてください。
手順①:給水(止水)バルブを閉める
エコキュートには、タンクへ水を送り込む「給水(止水)バルブ」が付いていることが多いです。ここを閉めれば、新たにタンクへ入る水が止まります。
用意するもの:プラスドライバー、または電動ドライバー(カバーを外すのに使います)。
- タンク正面の一番下のカバーを外す(ネジ留めされています。プラス/電動ドライバーで外してください)
- 配管が数本並んでいます。左から2本目が「給水」の配管です。その配管に付いているバルブ(ハンドルやレバー)を探してください
- そのバルブを閉める(これで新たな水の供給が止まります)
手順①の代わりに「家の元栓」を止めてもいいけれど…
「エコキュートのバルブが分からない」というときは、家の水道の元栓(止水栓)を止める方法もあります。ただし、これをやると——
- 家の中の水道が、すべて止まってしまいます(トイレも、キッチンも、洗面所も使えなくなる)
一方で、エコキュートの給水だけを止めた場合は、家の水道はそのまま使えます。お湯は出なくなりますが、トイレの水も、洗面所やキッチンの水も、これまで通り使えます。生活への影響を最小限にするなら、できれば「エコキュートの給水バルブ」だけを閉めるのがおすすめです。
知っておいて:バルブを閉めても、すぐには止まりません
ここは焦らないために大事なポイントです。給水バルブを閉めても、水はすぐにピタッとは止まりません。理由は2つあります。
- タンクには圧力がかかっているため、閉めた直後はまだ押し出されるように水が出ます
- タンク内に溜まっている水は、自然の重み(自重)で出てくるため、給水を止めても流れ続けます
そのため、バルブを閉めると水の勢いは収まりますが、場合によっては完全には止まらないことがあります。これは故障が悪化しているわけではありません。「新たな水は止めた。あとはタンクの水が抜けていくだけ」という状態です。あわてず、次の連絡に進んでください。
手順②:すぐにメーカー/ハウスメーカーに連絡する
応急処置ができたら(できなくても)、すぐにメーカーやハウスメーカーに連絡して、対応してもらいましょう。水漏れは放置すると被害が広がります。連絡のときは、次を伝えるとスムーズです。
- どこから漏れているか(タンク下・配管・室外機まわりなど。スマホで撮影しておくと確実)
- 給水バルブを閉めたかどうか
- 機種の型番と使用年数
そもそも「本当に水漏れ?」を先に確かめたい方へ
下が濡れていても、沸き上げ時のドレン水(正常な排水)のこともあります。まだ「水がどんどん出ている」わけではなく「なんとなく濡れている」段階なら、まずは水漏れかどうかの見分けから。→ それ水漏れ?ドレン水?見分け方はこちら
また、冬の寒波のあとに漏れが出た場合は、凍結による配管の破損の可能性もあります。

※見積もりは無料です。補助金の内訳はこちら。