当サイトには広告(PR)を含む場合があります

日立のエコキュートのエラーコード
Er・HE番号別の意味と対処

スマートフォンでエコキュートのリモコンのエラー表示を撮影する手元

リモコンにエラーコードが出ると不安になりますが、コードは「機械からの症状報告」です。日立は1つのコードにつき1ページで公開するという形で公開しています。ここでは公式で確認できる範囲を整理し、そのうえで「自分でやっていいこと」と「呼んだほうが早いこと」の線引きを、修理職人の立場でお伝えします。

※このページは日立の公式サイトで公開されている情報をもとにまとめています。正確な内容は必ずお使いの機種の取扱説明書と公式サイトでご確認ください。当サイトは特定メーカーの販売店ではなく、6社を横並びで扱っています。

日立の公式ページ(一次情報)

日立に共通する対処の流れ

日立はコードごとに1ページを用意していて、6社の中でもっとも利用者向けに書かれています。共通する流れはこうです。

公式が案内している共通手順
  1. リモコンに操作案内が出ていれば表示どおりに操作(例:メニューボタン長押し)
  2. 案内が無ければ貯湯ユニットの漏電遮断器をOFF→約5秒後にONで再起動
  3. 改善しない場合はやけど・感電のおそれがあるため使用を控え、販売店または修理受付センターへ

番号別の意味と対処

コード公式の意味自分で確認・対処できること
Er11貯湯ユニットと台所リモコンの通信ができないブレーカーの入切で点検表示を解除
Er12貯湯ユニットとふろリモコンの通信ができない同上
Er14給湯温度が適切に制御されず給湯できない熱い湯が出るおそれ→給湯を使わない。ブレーカーOFF→5秒→ONで解除
Er15ふろ流量異常で湯はりができない断水の確認/タンク専用止水栓を開ける/循環アダプターのフィルター清掃/凍結は自然解凍を待つ
Er17給湯温度を制御する部品の異常熱い湯が出るおそれ→給湯を使わない。ブレーカー再起動
Er23・C23ふろの循環異常で湯はりができない浴そうの栓/ふろ自動中の排水/循環アダプターのフィルター清掃/凍結は自然解凍。メニューボタン3秒以上長押しで解除
Er24浴槽の水位センサーが水位を検知できない操作案内どおり、またはブレーカー再起動
Er26・Er28湯はり・たし湯の温度が適切に制御されない熱い湯が溜まっているおそれ→入浴しない。再起動
Er38湯はり・たし湯の温度を制御する部品の異常再起動。改善しなければ使用を控える
Er56湯はり温度が安定せず、浴そうの湯が熱い再起動。改善しなければ使用を控える
Er64給湯の循環ポンプが正しく作動していない給湯を使わない。ブレーカーOFF→5秒→ONで解除
Er68水温度センサーが正しく温度を検知できない再起動
Er72湯はりや追いだきに使う部品の異常再起動
Er92「きらりUVクリーン」搭載機のUVユニット異常湯はりは不可・給湯は使える。ブレーカーOFF→5秒→ONで解除
HE22ヒートポンプと貯湯ユニットの間でお湯が循環していない凍結なら自然解凍を待つ。据付間もないなら施工業者へ(エア混入・詰まりの可能性)
HE○○ヒートポンプユニットの異常(総称)共通手順のとおり
HP46タンクとヒートポンプの組合せ誤り、または制御基板設定の不整合消せないがお湯は使える。自分で設定変更はできない→購入店・工事店へ
C09ヒートポンプの沸き上げが正常に行われないヒートポンプ配管のA側とB側が逆接続の可能性→施工業者へ。凍結なら自然解凍

出典:日立 エコキュート よくあるご質問「お知らせ表示/点検表示」。修理受付センター:0120-3121-68(携帯 0570-0031-68)。機種により異なります。

修理屋の見方 日立の表で注目してほしいのは「給湯を使わないでください」と書かれているコード(Er14・Er17・Er64・Er26・Er28)です。これは温度が制御できていない状態で、設定より熱いお湯が出る可能性があるという意味。小さなお子さんやご高齢の方がいるお宅では、直るまで給湯そのものを止めておくのが安全です。HP46とC09は工事側の要因を示すコードなので、メーカーより先に設置業者に連絡したほうが早く片づきます。

「H31」「149」——公式一覧に見当たらないコードで検索した方へ

「日立 エコキュート H31」のような検索でこのページに来る方が実際にいらっしゃいます。先にお伝えすると、日立の家庭用エコキュートの公式案内は「Er+数字」「HE+数字」などの形式が中心で、「H31」「149」という表記は公式の一覧では見当たりません。

現場の経験から言うと、この場合はほとんどが次のどれかです。

確実な調べ方 うろ覚えのコードで検索を続けるより、リモコンの表示をスマホで撮影してください。エラーの内容から故障箇所をある程度判断できるので、1文字違うだけで案内が変わります。写真と本体の型番のセットで日立の窓口(または販売店)に伝えれば、正確な案内が受けられます(→ エラーが出たときの基本手順)。

共通:「消えたか」より「何回目か」

修理屋が一番伝えたいこと どのメーカーでも同じです。リセットでエラーが消えても、同じエラーが繰り返し出るなら、それは部品の劣化・故障のサインです。「消えたからOK」で放置すると、症状が進んで修理費が上がったり、ある日突然お湯が使えなくなったりします。再発するエラーは放置しない。これだけは覚えて帰ってください。

再発するエラー・消えないエラーは、メーカーか販売店に連絡してください。型番・エラーコード・使用年数を伝えれば、電話口で概算費用の目安まで案内してもらえます。

聞いた概算は、当サイトの相場表と照らしてください(軽い修理 約1万〜1万5千円/部品交換 約2万〜5万円/基板交換 約10万円前後/ヒートポンプの修理・交換 約13万〜16万円)。使用年数が10年を超えていて、概算が10万円級なら、修理より買い替えを検討するタイミングです。

→ エコキュートは修理か交換か?判断基準と費用相場/寿命と「13年の壁」

エラー表示を口実にした営業に注意 「エラーが出てるなら、もう寿命ですよ」と買い替えを急がせる訪問営業がありますが、エラー=寿命ではありません。一時的な要因のことも、軽い修理で直ることもあります。診断はメーカーの点検で。→ 訪問販売の手口と対処法
修理屋としてのおすすめ

日立はコードごとに公式ページがあるので、まず公式の該当ページ→案内どおりに1回→再発なら窓口へ。そして「給湯を使わないで」系のコード(Er14・Er17など)だけは無理に使わないでください。10年超+高額修理の概算という組み合わせになったら、修理費と交換総額を並べるのが私のおすすめです(→ 30秒診断)。

「高額修理になります」と言われた方へ
修理費が10万円級なら、交換の総額と比べてから決めるのがおすすめです。無料の見積もりで、修理と交換の両方の数字を持って判断できます。

エコキュート専門の業者に直接頼むなら

エコキュート専門業者に無料で見積もりを依頼する

エコキュート専門の無料見積もり

複数社の価格をまとめて比べるなら

エコキュートの交換費用を無料で一括比較する

※見積もりは無料です。修理費と交換費、両方の数字を持って判断してください。

よくある質問

日立のエコキュートでエラーが出たとき、まず何をすればいいですか?
公式の共通手順は、①リモコンに操作案内が出ていれば表示どおりに操作する(例:メニューボタン長押し)、②案内が無ければ貯湯ユニットの漏電遮断器をOFFにして約5秒後にONで再起動する、③改善しない場合はやけどや感電のおそれがあるため使用を控え、販売店または修理受付センターへ連絡する、という流れです。
「給湯を使わないでください」と書かれているエラーはどれですか?
日立の公式案内では、Er14・Er17・Er64・Er26・Er28などで、設定と違う熱いお湯が出るおそれがあるとして給湯や入浴を控えるよう案内されています。温度の制御ができていない状態のため、直るまで給湯を使わないほうが安全です。
HP46が出ましたが、お湯は使えています。放っておいていいですか?
公式によるとHP46は、貯湯タンクとヒートポンプユニットの組み合わせが誤っている、または制御基板の設定に不整合がある状態です。エラーは消せませんがお湯は使えます。ご自身での設定変更はできないため、購入店または工事店へ連絡し、組み合わせに誤りがないか確認してもらってください。
「H31」というエラーは日立のエコキュートにありますか?
日立の公式一覧では「H31」という表記は見当たりません。「Er31」などの見間違い・メモ違いか、「H+数字」形式を使う他メーカーとの混同である可能性が高いです。リモコンの表示を写真に撮り、本体の型番とセットで日立の窓口に確認するのが確実です。

→ エラーコードの基本と、メーカー別の調べ方一覧に戻る

管理人(エコキュートの修理屋)
管理人(エコキュートの修理屋・11年目)

大手メーカーのエコキュート修理・メンテナンス一筋11年、修理対応は年間1,000件以上。第二種電気工事士の資格を持ち、電気工事の面からも設置や配線を見ています。現役でメーカーからの依頼を受けて修理に伺っているため、名前とメーカー名は伏せています。1社の専門なので、他社の料金体系を断定することはしません。書けるのは、毎日現場でお客様にお伝えしていることだけ。それをそのまま書きます。