エコキュートのエラーコードが出たら
消し方・再発時の対処を修理屋が解説
リモコンに見慣れない英数字——エラーコードが出ると不安になりますよね。でも、エラーコードは「故障の宣告」ではなく、機械からの症状報告です。読み方さえ分かれば、慌てる必要はありません。
私は大手メーカーのエコキュート修理を11年続けている修理職人です。エラーが出た時に何をすべきか、現場でお客様にお伝えしている順番で解説します。
エラーが出たら、まずやること3つ
① 型番とエラーコードをメモ(写真でOK)
リモコンのエラーコードと、機種の型番(本体の銘板シールまたは保証書)をスマホで撮っておいてください。この2つのセットが、その後のすべての手続きを速くします。
② 公式情報で意味を確認
エラーコードの意味と対処法は、各メーカーの公式サイトと取扱説明書に公開されています。「メーカー名+型番+エラーコード」で検索してください。※コードの意味はメーカーごとに全く違います。第三者のまとめサイトではなく、必ず公式を見てください。
③ 案内されているリセット操作を試す
断水・凍結・気泡など一時的な要因のエラーは、取扱説明書に沿ったリセット操作で消えることがあります。自己流の操作(分解や配線に触れる等)は絶対にしないでください。
ここが本題:「リセットで消えた」で終わらせない
修理屋が一番伝えたいこと
リセットでエラーが消えても、同じエラーが繰り返し出るなら、それは部品の劣化・故障のサインです。「消えたからOK」で放置すると、症状が進んで修理費が上がったり、ある日突然お湯が使えなくなったりします。「再発するエラー」は放置しない。これだけは覚えて帰ってください。
再発するエラー・消えないエラーは、メーカーに連絡してください。型番・エラーコード・使用年数を伝えれば、電話口で概算費用の目安まで案内してもらえます。
概算を聞いたら:修理費の相場と照らす
メーカーから聞いた概算は、当サイトの相場表(軽い修理 約1万〜1万5千円/部品交換 約2万〜5万円/基板交換 約10万円前後/ヒートポンプの修理・交換 約13万〜16万円)と照らしてください。
そして使用年数が10年を超えていて、概算が10万円級なら——修理より買い替えを検討するタイミングです。理由は部品供給の問題も含めて、こちらで詳しく書いています。
エラー表示を口実にした営業に注意
「エラーが出てるなら、もう寿命ですよ」と買い替えを急がせる訪問営業がありますが、エラー=寿命ではありません。一時的な要因のことも、軽い修理で直ることもあります。診断はメーカーの点検で。→ 訪問販売の手口と対処法
「高額修理になります」と言われた方へ
修理費が10万円級なら、交換の総額と比べてから決めるのがおすすめです。複数社の無料見積もりで相場を確認できます。

※見積もりは無料です。修理費と交換費、両方の数字を持って判断してください。
よくある質問
停電や断水の後にエラーが出ました。故障ですか?
一時的な要因のエラーである可能性が高いです。取扱説明書のリセット操作で復帰するか確認し、復帰しない・繰り返す場合はメーカーへ。
エラーは出ていないけど調子が悪い気がします。
エラーが出ない不調(お湯がぬるい・減りが早い・異音)もあります。原因の切り分け手順で確認して、実害があればメーカーへ連絡してください。
古い機種で、公式サイトにエラー情報が見つかりません。
メーカーの修理受付に直接電話すれば、型番とコードから案内してもらえます。10年超の機種なら、部品供給の残り期間も一緒に確認しておくと今後の判断に役立ちます(→ 13年の壁の話)。