エコキュートの音・室外機の異音がうるさい?
原因とご近所トラブルを防ぐコツ
エコキュートの音についての相談は、意外とよくあります。ご自身が気になるケースもあれば、ご近所への影響を心配されるケースもあります。音は感じ方の個人差がとても大きいテーマなので、正直なところをお伝えします。
私は大手メーカーのエコキュート修理を11年続けている修理職人です。経年で出てくる異音の原因、音を防ぐコツ、そして夜間の音が気になるときの応急処置まで、現場でお伝えしていることをまとめます。
経年で出る「異音」——部品や室外機の交換で直る
使用してから年数が経ってくると、室外機の作動音や異音が発生してしまうことがあります。ファンやモーター、内部の部品が少しずつ劣化してくるためです。
「いつもと違う音」は放置しない
経年による異音は、部品の交換、もしくは室外機の交換で対応するのが基本です。普段と違う音が出てきたら、故障の入口のサインであることもあるので、放置せずメーカーに相談してください。修理で直すか買い替えかの判断は、修理か交換か?を参考に。
夜間の音とご近所——「感じ方の個人差」が大きい
特に注意したいのが、夜間の音です。エコキュートは電気代の安い夜間にお湯を沸かすため、周りが静かな時間帯に運転音が出やすいのです。
そして、隣の家との距離がかなり近い場合、これがトラブルになることがあります。音の感じ方にはかなりの個人差があり、まったく気にならない方もいれば、気になってしまう方もいます。「うちは大丈夫だろう」と決めつけず、設置場所への配慮が大切です。
音を防ぐ・和らげるコツ
- 寝室の近くに置かない——できれば、ご自宅や隣家の寝室の近くを避けて設置するのが理想です。これは設置のときが肝心で、後から動かすのは工事が必要になります(設置の考え方は どこで買うのが正解?でも触れています)。
- 振動音なら「物を置かない」——どのような音かにもよりますが、振動音の場合は、室外機の上に物を置いたり、すぐ近くに物を置いたりしないことも一つの対策です。物が共振して「ビビリ音」が増幅されることがあるためです。
夜間の音が気になるときの応急処置——沸き上げ時刻をずらす
「音が原因で、夜にお湯を沸かすのが気になる」——そんなときの応急処置があります。
時刻設定を12時間ずらす
沸き上げの時刻設定を12時間ずらすことで、周りが静かな深夜ではなく、多少音が鳴っても気にならない日中の時間帯にお湯を沸かすことができます。ただし、日中に沸かすと電気代が上がりやすい(安い夜間電力のメリットが減る)ため、あくまで一時的な対処と考えてください。→ 電気代の話はこちら
根本的に解決するには、異音の原因となっている部品や室外機の点検・修理、あるいは設置場所や防振の見直しが必要です。時刻をずらすのは、それまでの「つなぎ」と考えてください。設定方法はお使いの機種の取扱説明書で確認してください。
古い機械の異音が続くなら、買い替えも視野に
経年の異音が出始めた機械は、寿命が近いサインのことも。新しい機種は静音性も上がっています。無料見積もりで、交換相場と設置の提案を確認しておくと安心です。

※見積もりは無料です。設置場所の相談も含めて比較できます。
よくある質問
隣の家から音の苦情が来ました。どうすれば?
まずは沸き上げ時刻を日中にずらす応急処置と、室外機まわりに共振する物がないかの確認を。そのうえで、異音が出ているなら点検・修理を、設置場所そのものが近すぎる場合は再設置や機器の見直しも検討してください。誠実に対応する姿勢が、ご近所トラブルをこじらせないコツです。
運転音は故障ですか?それとも仕様ですか?
お湯を沸かしている間、ある程度の運転音が出るのは仕様です。ただし、以前より明らかに大きくなった・これまで無かった異音が出る場合は、部品の劣化など故障の可能性があります。「いつもの音」との違いが判断の目安です。