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エコキュートのヒートポンプ(室外機)だけ交換できる?
修理屋の、正直な本音

住宅の外に設置されたエコキュートのヒートポンプ(室外機)

「室外機(ヒートポンプ)だけ壊れたみたいだから、そこだけ安く交換できない?」——これもよく聞かれます。気持ちはよく分かります。でも、結論から正直に言うと、それは基本的にできません。理由を順番に説明します。

私は大手メーカーのエコキュート修理を11年続けている修理職人です。ここは誤解が多いところなので、仕組みからお伝えします。

結論:まずは「修理」。交換は対応できないときだけ

基本の流れ 部品の交換で対応できるものは、部品交換の修理になります。ヒートポンプそのものの交換は、メーカーとして修理対応ができない場合に限って行われます。つまり「まず修理で直せないかを見て、どうしても無理なときだけ交換」という順番です。

だから、室外機の調子が悪いからといって、いきなり「ヒートポンプ交換」になるわけではありません。まずはメーカーに見てもらい、部品修理で直るなら、その方が安く済みます

そもそも「ヒートポンプ単体では買えない」

ここが一番の誤解ポイントです。ヒートポンプ(室外機)は、単体で購入することができません。エコキュートは、タンク(貯湯ユニット)と室外機(ヒートポンプ)がペアの商品として設計・販売されているからです。

「室外機だけホームセンターやネットで買って付け替える」といったことは、そもそも商品として成り立たないのです(電気工事や配管の作業も伴うため、DIYの対象でもありません)。

だから起こること:高額交換しても、次はセット買い替え

仮に、修理対応ができずにヒートポンプを交換することになったとします。ここで知っておいてほしいのが——ヒートポンプを高額をかけて交換(もしくは製造終了)した場合でも、いずれタンクを買い替えるときには、結局セットで交換になるということです。

お金の落とし穴 ペア商品なので、ヒートポンプだけに大きな費用をかけても、タンクが寿命を迎えれば、また一式の交換になります。「室外機だけ直したのに、数年後にどのみち全部替えることに…」という二重の出費になりかねません。年数が経っているなら、ヒートポンプ交換に大金を使う前に、ペアでの買い替えと比べるのが賢明です。

判断の目安:修理でつなぐか、ペアで買い替えるか

「ヒートポンプだけ安く」という選択肢が基本的にない以上、判断は「部品修理か、一式買い替えか」のどちらかになります。修理費の相場と、買い替えとの比べ方はこちらにまとめています。→ 修理か交換か?判断基準と修理費の相場(仕組みと壊れる場所は 図解、費用の内訳は 交換費用の記事

「一式買い替え」を比べるなら、複数社の見積もりで
ヒートポンプ交換の見積もりが高い・年数も経っている——そんなときは、タンクとセットの買い替え費用と並べて比較するのが失敗しないコツです。補助金が出ている今、複数社の無料見積もりで数字を並べてみてください。
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※見積もりは無料です。修理費と買い替え費、両方の数字を持って判断してください。

よくある質問

ヒートポンプだけ自分で買って取り付けできますか?
できません。ヒートポンプは単体では購入できず、電気工事や冷媒・配管の作業も伴うため、DIYで交換できるものではありません。不調のときはまずメーカーに相談し、修理で対応できるか、買い替えかを判断してください。
室外機だけ壊れたのに、なぜタンクもセットになるの?
タンクと室外機がペアで設計・販売されているためです。ヒートポンプに高額をかけて交換しても、いずれタンクを買い替える際にはセットで交換になります。年数が経っているなら、交換前にペアでの買い替えも比較しておくと後悔しません。
ヒートポンプ(室外機)の寿命はどのくらい?
使い方や設置環境によりますが、エコキュート全体としておおむね10〜15年が目安です。室外機側の不調が出てきたら、他の部品も同時期に寿命を迎えることが多いので、修理か買い替えかを総合的に判断してください(→ 寿命は何年?13年の壁)。
管理人(エコキュートの修理屋)
管理人(エコキュートの修理屋・11年目)

大手メーカーのエコキュート修理・メンテナンス一筋11年、修理対応は年間1,000件以上。第二種電気工事士の資格を持ち、電気工事の面からも設置や配線を見ています。現役でメーカーからの依頼を受けて修理に伺っているため、名前とメーカー名は伏せています。1社の専門なので、他社の料金体系を断定することはしません。対応可否や商品構成は機種・メーカーで異なるため、実際の判断は必ずお使いのメーカーにご確認ください。